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概要:米連邦準備理事会(FRB)は、保有資産の縮小を想定よりも早期に終える可能性がある。これによりFRBのバランスシートの最終的な規模は、これまで予想されていた水準よりも大きくなるかもしれない。 パウエルFRB議長は30日、2017年秋から続く保有資産の縮小を修正する用意があると表明した。ただ、ピーク時の4兆5000億ドルから現在4兆1000億ドルにまで縮小しているFRBのバランスシートについて、最終的にどの程度の規模にする
[サンフランシスコ/ニューヨーク 30日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は、保有資産の縮小を想定よりも早期に終える可能性がある。これによりFRBのバランスシートの最終的な規模は、これまで予想されていた水準よりも大きくなるかもしれない。
パウエルFRB議長は30日、2017年秋から続く保有資産の縮小を修正する用意があると表明した。ただ、ピーク時の4兆5000億ドルから現在4兆1000億ドルにまで縮小しているFRBのバランスシートについて、最終的にどの程度の規模にする必要があるかはまだ決定していないと説明した。
これまでにもFRBは、バランスシートをどの程度にまで縮小させせるのが適切か具体的には説明していない。ただ、FRB当局者らは過去に3兆ドル未満が適切であることを示唆している。
ただ、そこまでは縮小されない可能性が高まっている。議長は会合後の記者会見で、委員会はバランスシートの縮小を終わらせる適切なタイミングを見極めようとしているとし、今後予定されている数回の会合で最終決定するとの考えを示した。
バランスシートの正常化は予想よりも早期に終了し、最終的な規模はこれまで想定されていたよりも大きくなる可能性がある。
政策変更について議長は、景気との関係性ではなく、金融危機以降に金融システムがどのように変化してきたかへの対応だと説明している。
民間銀行は、流動性状況や金融危機後に導入された規制上の要件を満たすなどの理由で危機前よりも多くの準備預金をFRBに預け入れていると議長は指摘。これは良いことだが、FRBのバランスシートも危機前の水準を上回っていない限りFRBの政策運営の妨げになる可能性があるとの見方を示した。
そのため銀行の準備預金状況に十分対応できる規模のバランスシートを目指すとし、さらに、バッファーも設ける考えを示した。
昨年6月に議長は議会で、バランスシートの正常化には3─4年程度要するとの見方を示している。
BMOキャピタル・マーケッツの米金利戦略部門バイス・プレジデントのジョン・ヒル氏は、FRBが年末までに資産縮小を終わらせる可能性があるとの見方を示した。
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