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概要:ローステッドCEOは、戦略の変更を語った。
アディダスのスタンスミス人気に陰りが……。
Getty/Andrew Toth
3月13日(現地時間)、アディダス(Adidas)は2018年の決算を発表、好調な業績を報告した。しかし、2019年に向けてはいくつかの課題も見えてきた。
同社のCEOカスパー・ローステッド(Kasper Rorsted)氏は、スタンスミスやスーパースターといった一部スニーカーの人気に陰りが見えてきたと語った。
これらのスニーカーの2018年の売り上げは2017年から5億6500万ドル(約628億9600万円)減っていて、アディダスはカニエ・ウェストとのコラボ「Yeezy」に注力するという。
アディダスはまた、供給サイドの問題から、中価格帯のアパレルに対する高い需要に応えることができていないと語った。
アディダスの2019年は、やや苦しい1年になりそうだ。
3月13日に2018年の決算を発表し、好調な業績を報告したアディダスは、為替変動の影響を除いて、北米の売り上げが17%、グローバルの売り上げが8%増えたと報告した。
だが、CEOのカスパー・ローステッド氏は、2019年に向けたいくつかの課題を口にし、戦略の変更を語った。
決算発表でローステッド氏は、スタンスミスやスーパースターといった一部スニーカーの人気に陰りが見えてきたと述べた。これらのスニーカーの2018年の売り上げは、2017年から5億6500万ドル減っている。
「人気が上がるときもあれば、下がるときもある」と、ローステッド氏は言う。「スタンスミスやスーパースターも誕生以来、それを繰り返している」
同氏は「わたしたちはその上がり、下がりとなんとかうまくやってきた」と語った。
スタンスミスとスーパースターはともにここ数年、人気が高かった。だが、その輝きはアメリカにおけるアディダス人気が高まるにつれ薄れていった。NPDグループによると、2016年にアメリカで最も売れたスニーカー(売り上げベース)は、スーパースターだった。
スタンスミスとスーパースターの人気が低下し始めている兆候が見えたのは、アメリカのアパレル大手フットロッカー(Foot Locker)のCEOディック・ジョンソン(Dick Johnson)氏が同社の決算発表で、これらのスニーカーの人気がピークに達したと発言した2017年のことだ。
「人気が低下しつつある」と述べたジョンソン氏は「スーパースターとスタンスミスは昔からあるブランドで、何度もこうした波を乗り越えてきた」と語った。
同氏は、これらのスニーカーは今も売れているとした上で、ただ2016年の「世界中の全ての10代の女性が1足は欲しがった」ほどには飛ぶように売れていないと述べた。
これらのスニーカーの流行は、終わりが近づいているようだ。だが、アディダスはアメリカといった重要な市場で引き続き売り上げを伸ばしていると、ローステッド氏は言う。これは比較的新しい「ウルトラブースト」といったブランドが伸びたり(ローステッド氏によると、アディダスの売り上げに10億ドル以上の貢献をしている)、「ヤング(Yung)」といった他のレトロなクラシック・ブランドを再投入したおかげだと、同氏は語る。
アディダスはまた、カニエ・ウェストとのコラボ「Yeezy」にも引き続き注力していくと、ローステッド氏は言う。
同氏は「普通にいけば、Yeezyの商品を20~30立ち上げることになるだろう」「3年前なら、2つか3つだった」と述べた。
この新たなスニーカーの一部は、これまでのような限定品にはならないという。
また、決算発表の中でアディダスは、供給面での問題から中価格帯のアパレルがチャンスをいくつか逃していて、2019年の成長の足を引っ張りそうだと語った。
2019年の売り上げについて、同社は為替変動の影響を除いて5~8%増を見込んでいるという。
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[原文:2 of Adidas' best-selling sneakers aren't cool anymore, and now the company is betting huge on Kanye West]
(翻訳、編集:山口佳美)
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