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概要:市場コンセンサスでは、連邦公開市場委員会(FOMC)が2会合連続でハト派的なサプライズを発表するのは難しいと考えられていたが、それは間違いだった。米株式市場はそれをどう解釈したらよいか分からない状況だ。
市場コンセンサスでは、連邦公開市場委員会(FOMC)が2会合連続でハト派的なサプライズを発表するのは難しいと考えられていたが、それは間違いだった。米株式市場はそれをどう解釈したらよいか分からない状況だ。
予見できる将来は利上げが見送られるとの見通しを受け、20日の米株式市場は前日比プラス圏に浮上する場面もあったが、その後失速し、結局小幅安で終了した。最初のハト派転換後の相場上昇が大きかったことも一因で、年初来では20%近い相場上昇だ。また、昨年9月の高値を回復するには、明らかに緩和的な米金融政策とは言わないまでも、どんな要素が必要かという疑問も浮上した。
トレーダーやストラテジストの見方は以下の通り。
シット・インベストメンツ・アソシエーツのシニアバイスプレジデント、ブライス・ドーティ氏
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は経済が良好だと言うが、行動は言葉よりも雄弁なりで、当局は利上げを停止し、バランスシート縮小を切り上げる方針を打ち出した。それは不安を招くだろう。当局は経済成長、特に世界経済の成長が大きく下降すると予想している。全てが現状通りになるなら、どうしてこのような大幅な政策変更を行ったのだろうか。全てがバラ色ならどうしてバランスシート縮小をかなり早急に切り上げるのか。つじつまが合わない。人々は困惑している。
FTSEラッセルの世界市場調査担当マネジングディレクター、アレック・ヤング氏
FOMCの最新のドットプロット(金利予測分布図)で2019年利上げ回数予想が従来の2回からゼロ回に低下したのを受け、株式相場は当初の下げから回復したものの、金融当局のハト派姿勢は年初来の大幅上昇で市場に完全に織り込まれていたため、投資家は興奮しすぎるべきではない。株式相場はまだ、米中貿易協議が期待外れに終わる可能性や、世界経済成長の減速、1桁台前半の利益成長、平均以上のバリュエーションなどかなりの逆風に直面している。
MUFGユニオンバンクのチーフ金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏
労働市場が空前の好調となる中での金融政策引き締めと金利上昇など想定しないほうがいい。もう利上げはない。経済の下振れリスクだけが理由ではない。米金融当局はインフレ目標への後れを取り戻そうとしており、インフレ率が2%目標を何年も下回ってきたため数年間はオーバーシュートさせることは可能であり、過去最長レベルの経済成長を台無しにしかねない水準に利上げする必要はないとの推論を立てている。
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