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概要:仮想通貨(暗号資産)ビットコインの価格が4月2日に急上昇した。「冬が終わった」と、強気の声も上がるが、国内の関係者の間では冷静な受け止めが大勢を占めるようだ。
撮影:今村拓馬
仮想通貨(暗号資産)ビットコインの価格が4月2日に急上昇した。
国内でも1時間でも20%に迫る急騰で、年初来最高値を更新したビットコイン相場に引っ張られ、他の主要な仮想通貨も値上がりしている。
ロイターが仮想通貨の「冬が終わった」とする金融界の大物のコメントを報道するなど、相場が底を打ったとする見方も出ているが、国内の仮想通貨交換所の関係者の間では、冷静な受け止めが大勢を占めるようだ。
「ボット」が相場押し上げ?
ビットフライヤーのビットコイン販売所の売買画面。2019年4月3日16時ごろ撮影。
2017年12月に一時200万円を超えたビットコインの価格は、2018年の年明け以降、1年以上にわたる長い低迷が続いてきた。
大手交換所ビットフライヤーは、毎日の終値を公表しているが、同社の販売所では、2019年年明け以降おおむね30万円台後半から40万円台前半の間で取引されてきた。2017年末の水準と比べると5分の1前後の水準にまで落ち込んでいた。
日本時間の4月2日午後、日本を含む世界各地の取引所でビットコインの価格が急騰。ロイターは、アメリカとルクセンブルグの複数の取引所で、同時に高額の取引が成立したのがきっかけだったとの見方を報じている。
ビットフライヤーのチャートでは、2日午後1時25分ごろに46万9000円台だったが、午後2時25分ごろには、55万円を超えた。1時間でおよそ18%値上がりしたことになる。
国内のある交換所の関係者のひとりは「年初来最高値をつけてから一気に上昇したので、ボット(自動取引)だろう」とみる。
一定の条件を設定して自動的に売買を繰り返すボットは、仮想通貨の取引でも普及しているが、国外での価格急騰とともに、国内でも一気に買いが入り、価格が急上昇したとの見方だ。
楽天の本格参入など、好材料も
国内では1月以降、巨額の仮想通貨流出事件があったコインチェック、楽天カードの子会社である楽天ウォレット、インターネットイニシアティブ(IIJ)、JR東日本などが出資するディーカレットが、金融庁の登録業者になった。
「みんなのビットコイン株式会社」から「楽天ウォレット株式会社」に社名変更、6月からサービスを開始する予定だ。
楽天ウォレットは6月からサービスを開始する予定で、4月15日から口座開設の申し込みを受付ける。
Suicaへの仮想通貨のチャージも検討しているとされるディーカレットと、楽天ウォレットへの注目度は非常に高い。
ビットコイン価格の急騰にも、「サービス開始前に相場の盛り上げを図ろうと楽天が動いた、という噂も飛んだ」(交換所幹部)ほどだ。
楽天やヤフーを含む大手の参入が今後、仮想通貨業界にどのようなインパクトをもたらしていくのだろうか。
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