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概要:トランプ米大統領は4日、連邦準備理事会(FRB)理事にピザチェーン元幹部で2012年大統領選で共和党候補者指名争いに出馬したハーマン・ケイン氏(73)を指名する意向を明らかにした。 大統領は記者会見で「ケイン氏を強く推した。彼が適任だと側近に伝えた」と述べた。 トランプ大統領は2年前にパウエルFRB議長を指名したが、同議長の下での利上げを強く批判してきた。トランプ氏に指名された他のFRB当局者もパウエル議長の利上げを支持してき
[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ米大統領は4日、連邦準備理事会(FRB)理事にピザチェーン元幹部で2012年大統領選で共和党候補者指名争いに出馬したハーマン・ケイン氏(73)を指名する意向を明らかにした。
大統領は記者会見で「ケイン氏を強く推した。彼が適任だと側近に伝えた」と述べた。
トランプ大統領は2年前にパウエルFRB議長を指名したが、同議長の下での利上げを強く批判してきた。トランプ氏に指名された他のFRB当局者もパウエル議長の利上げを支持してきた。
FRBは今年に入って利上げを休止しているが、トランプ大統領はFRB批判を続けている。
FRB理事のポストは現在2つ空席となっており、トランプ氏は利下げの必要性を訴える保守系経済コメンテーター、スティーブン・ムーア氏を指名する考えも表明している。
ケイン、ムーア両氏を指名することでFRBにシグナルを送る意図があるかとの質問に対し、大統領は「全くない。ケイン氏は非常に尊敬された人物で、私の友人だ。物事が分かる人であり、うまく行くことを願う。彼は非常にいい奴だ」と答えた。
また、ケイン氏の審査が行われているとし、良い結果を予想していると述べた。
ケイン氏は2月、フォックス・ビジネス・ネットワークのインタビューで、デフレが懸念材料と指摘し、インフレ抑制を狙った利上げ支持に傾かない姿勢を示唆した。
ただ、ケイン氏の金融政策を巡る考え方には不明な部分もある。前出のインタビューで同氏は、金融政策決定に賃金の要素を盛り込みたいとの考えを示した。最近の賃金上昇を踏まえると、利上げ支持を示唆する発言の可能性もある。
ケイン氏の金融政策の経験からは、緩和ではなく引き締めを好む傾向がうかがわれる。
同氏は1990年代にカンザスシティー地区連銀で役職に就き、タカ派として知られたホーニグ総裁が在任していた95─96年には同地区連銀理事会を統括した。
ロイターがFRBから入手した当時の議事要旨によると、他の地区連銀の多くが当時利上げに反対していたのに対し、カンザスシティー地区連銀の理事らは繰り返し利上げを主張していた。議事要旨では、経済成長の持続によってインフレ圧力が強まる可能性があり、金融引き締めで抑制する必要があるとの懸念が示されている。
ケイン氏は2012年大統領選で共和党候補者指名争いに出馬。法人・所得・売上税を9%とする政策を打ち出し、世論調査で優位に立った。だが、複数の女性が性的嫌がらせを受けたと訴え、ケイン氏は「まったくの間違い」と否定したが、人気が落ちた。
共和党のロムニー上院議員はケイン氏が指名される可能性に批判的な見方を示した。
*内容を追加しました。
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