米国株式市場は小幅高、ＦＯＭＣ議事要旨には反応薄

［ニューヨーク １０日 ロイター］ - 米国株式市場は、ハイテク株がけん引して主要株価指数は小幅に上昇して取引を終えた。インフレ圧力の落ち着きに加え、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨に意外感はなく、市場の反応は乏しかった。

工業株が軟調となるなか、ダウは辛うじてプラス圏で引けた。

３月のＦＯＭＣ議事要旨は金利政策の変更に忍耐強く臨む姿勢を再確認する内容で、主要株価３指数の反応は比較的乏しかった。[nL3N21S3YQ]

３月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は食品とエネルギーを除いたコアＣＰＩが前年比で１８年２月以来の低い伸びとなり、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の利上げ休止を正当化する格好となった。[nL3N21S3RM]

この日はＳ＆Ｐ５００の主要１１セクターのうち８セクターがプラス圏で終了。工業指数.SPLRCIは１．１％下落したボーイング(BA.N)などが重しとなった。

テスラ(TSLA.O)は１．４％高。米議会の超党派グループが電気自動車の税額控除拡充法案を提出したことを好感した。[nL3N21S42F]

決算シーズンも本格化。デルタ航空(DAL.N)は第１・四半期の利益が予想を上回り、２０１９年通年の売上高見通しを上方修正。株価は１．６％高となった。[nL3N21S3OV]

リーバイ・ストラウス(LEVI.N)は３月の再上場後初となる四半期決算で売上高が７％増加し、株価は４．０％高で引けた。[nL3N21R41D]

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を２．８５対１の比率で上回った。ナスダックでも２．２６対１で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は６１億５０００万株。直近２０営業日の平均は７２億株。

終値 前日比 ％ 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株３０種 26157.16 +6.58 +0.03 26173.71 26209.49 26101.24 .DJI

前営業日終値 26150.58

ナスダック総合 7964.24 +54.97 +0.69 7922.73 7965.33 7916.90 .IXIC

前営業日終値 7909.28

Ｓ＆Ｐ総合５００種 2888.21 +10.01 +0.35 2881.37 2889.71 2879.13 .SPX

前営業日終値 2878.20

ダウ輸送株２０種 10695.10 +49.68 +0.47 .DJT

ダウ公共株１５種 773.51 -2.71 -0.35 .DJU

フィラデルフィア半導体 1477.16 +12.64 +0.86 .SOX

ＶＩＸ指数 13.31 -0.97 -6.79 .VIX

Ｓ＆Ｐ一般消費財 929.98 +4.51 +0.49 .SPLRCD

Ｓ＆Ｐ素材 359.27 -0.11 -0.03 .SPLRCM

Ｓ＆Ｐ工業 637.15 -0.09 -0.01 .SPLRCI

Ｓ＆Ｐ主要消費財 577.51 +1.85 +0.32 .SPLRCS

Ｓ＆Ｐ金融 439.65 +1.47 +0.34 .SPSY

Ｓ＆Ｐ不動産 226.26 +1.64 +0.73 .SPLRCR

Ｓ＆Ｐエネルギー 498.51 +2.09 +0.42 .SPNY

Ｓ＆Ｐヘルスケア 1062.35 +1.41 +0.13 .SPXHC

Ｓ＆Ｐ通信サービス 162.61 +0.49 +0.30 .SPLRCL

Ｓ＆Ｐ情報技術 1340.00 +9.36 +0.70 .SPLRCT

Ｓ＆Ｐ公益事業 292.22 -1.11 -0.38 .SPLRCU

ＮＹＳＥ出来高 7.83億株 .AD.N

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 21665 - 35 大阪比

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シカゴ日経先物6月限 円建て 21645 - 55 大阪比

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