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概要:黒田東彦日銀総裁は3日の参院決算委員会で、日銀の金融緩和政策による低金利環境の実現で、民間の資金需要を掘り起こす効果があったと語った。西田昌司委員(自民)への答弁。 総裁は、日銀が2013年4月に量的・質的金融緩和(QQE)を実行して以降、金融機関の融資は2─3%程度の伸びを続けているとし、「低金利を実現することによって、資金需要を掘り起こす効果はあった。企業活動は盛んになり、経済全体も改善した」との認識を示した。 もっとも、「労働
[東京 3日 ロイター] - 黒田東彦日銀総裁は3日の参院決算委員会で、日銀の金融緩和政策による低金利環境の実現で、民間の資金需要を掘り起こす効果があったと語った。西田昌司委員(自民)への答弁。
総裁は、日銀が2013年4月に量的・質的金融緩和(QQE)を実行して以降、金融機関の融資は2─3%程度の伸びを続けているとし、「低金利を実現することによって、資金需要を掘り起こす効果はあった。企業活動は盛んになり、経済全体も改善した」との認識を示した。
もっとも、「労働需給の引き締まりや、企業収益の大幅な増加にもかかわらず、賃金・物価が弱めの状況が続いている」と述べ、「今後も金融緩和によって経済の回復と賃金・物価の緩やかな上昇を支えていきたい」と語った。
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