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概要:石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の歴史的減産にもかかわらず、国際原油相場が1999年以来の約21年ぶり安値を記録した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要急減に過去最大の減産も効果はなく、原油貯蔵施設の能力がすぐに限界に達するとの懸念が高まっている。
石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の歴史的減産にもかかわらず、国際原油相場が1999年以来の約21年ぶり安値を記録した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要急減に過去最大の減産も効果はなく、原油貯蔵施設の能力がすぐに限界に達するとの懸念が高まっている。
20日午前のアジア時間帯の取引で、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は、99年以降で初めて1バレル=15ドルを割り込んだ。5月限は一時約21%急落し、14.47ドルの安値を付けた。シンガポール時間午前9時16分(日本時間同10時16分)時点では15.37ドル。
中国の1-3月(第1四半期)の国内総生産(GDP)が四半期統計の公表開始以降初めて前年同期比マイナスとなり、ロックダウン(都市封鎖)が続く欧州と北米で起こり得る経済悪化の深刻さを物語ると受け止められた。
バンダ・インサイツの創業者バンダナ・ハリ氏(シンガポール在勤)は「OPECプラスの減産が取るに足りないものだったことが今の相場を見れば分かる。米国がロックダウン解除に近づくまで原油価格は下降線をたどるか、現行水準前後のレンジにとどまるのではないか」と分析した。
WTI原油の受け渡し場所である米オクラホマ州クッシングの原油貯蔵施設が満杯になるとの懸念が広がる中で、WTI先物の期近限月は期先限月を大幅に下回る価格で取引されている。
ANZリサーチはリポートで、「米国の貯蔵施設が能力を使い果たすとの不安が高まり続けている。WTI原油の価格決定に影響するクッシング在庫は3月初めから50%近く積み上がった」と指摘した。
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