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概要:スイスの銀行UBSグループは、新型コロナウイルス流行による不良債権増加は限定的なものにとどまるものの、主要事業であるウェルスマネジメントの収入には影響が出るとの見通しを示した。
スイスの銀行UBSグループは、新型コロナウイルス流行による不良債権増加は限定的なものにとどまるものの、主要事業であるウェルスマネジメントの収入には影響が出るとの見通しを示した。
28日の決算発表によると、1-3月(第1四半期)純利益は前年同期比40%増の約16億ドル(約1720億円)。資産価格下落や低金利に伴う純金利収入の落ち込みにより将来の手数料収入には下押し圧力がかかるとの見通しを示した。顧客の活動は減少が見込まれるものの、富裕層およびスイスの顧客向けクレジットポートフォリオの「高品質」から貸し倒れは限定的なものにとどまる可能性も示唆した。
貸倒引当金は同業のクレディ・スイス・グループやドイツ銀行に比べ少額にとどまった。ウェルスマネジメント部門の資金動向は一部項目を除き120億ドルの純流入だった。
グローバル・ウェルスマネジメント部門の税引き前利益は12億2000万ドルと前年同期から41%増えた。
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