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概要:欧州連合(EU)の欧州委員会は27日、新型コロナウイルス流行に伴う経済低迷からの回復を支援する7500億ユーロの復興基金案を公表した。市場から調達する資金を融資や補助金として提供する。 新型コロナ流行の影響が深刻なイタリアとスペインが最も支援を受けるとみられ、融資および補助金として計3130億ユーロの資金が供給されるという。 7500億ユーロのうち、3分の2に当たる5000億ユーロを補助金として供与。残り2500億ユーロは
[ブリュッセル 27日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は27日、新型コロナウイルス流行に伴う経済低迷からの回復を支援する7500億ユーロの復興基金案を公表した。市場から調達する資金を融資や補助金として提供する。
新型コロナ流行の影響が深刻なイタリアとスペインが最も支援を受けるとみられ、融資および補助金として計3130億ユーロの資金が供給されるという。
7500億ユーロのうち、3分の2に当たる5000億ユーロを補助金として供与。残り2500億ユーロは融資する。
これを受け、ユーロEUR=は1.0932ドルから1.1022ドルに上昇した。
5000億ユーロの補助金は独仏の提案に沿ったものだが、一部の国からは融資の形のみで資金提供すべきとの声も出ている。復興案にはEU全加盟国の同意が必要。
調達する資金はいずれ返済が必要で、将来的にEU予算への拠出拡大やEUでの新税導入が必要になるとみられており、欧州委はプラスチックへの課税や排出量取引制度からの収入の一部、デジタルサービス課税、法人税の一部などを新たな財源として提案した。
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