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アイカーン氏、破産法申請したハーツの全株売却－1730億円損失
概要：資産家カール・アイカーン氏は米レンタカー会社ハーツ・グローバル・ホールディングスについて保有する全株式を売却した。損失額は約16億ドル（約1730億円）。同氏が約６年前から投資していたハーツは先週、連邦破産法11条の適用を申請した。
資産家カール・アイカーン氏は米レンタカー会社ハーツ・グローバル・ホールディングスについて保有する全株式を売却した。損失額は約16億ドル（約1730億円）。同氏が約６年前から投資していたハーツは先週、連邦破産法11条の適用を申請した。
当局への27日の届出書によると、アイカーン氏（84）は26日に１株72セントで5530万株を売却。同氏の出資比率は約39％で、筆頭株主だった。
アイカーン氏は届出書で「ハーツは大きな財務困難に直面しており、私は破産法適用を申請するという取締役会の判断を支持する」とした上で、「私は前日、大幅な損失を出して株式を手放したが、これは将来のハーツに対する信頼を失ったことを意味するものではない」と説明した。
同氏は2014年に当時のマーク・フリッソーラ最高経営責任者（ＣＥＯ）の解任を求めて初めて株式を取得した。新型コロナウイルスで旅行業界が低迷したところに、長年の経営混乱と経営てこ入れの取り組みで債務が過大に膨らみ、同社は身動きが取れなくなっていた。
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