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概要:1-3月(第1四半期)に米銀のトレーディング収入を過去最高に押し上げた極端な市場のボラティリティーは、今ではみられなくなったようだが、それでも各行のトレーディング収入はなお急増を続けている。
1-3月(第1四半期)に米銀のトレーディング収入を過去最高に押し上げた極端な市場のボラティリティーは、今ではみられなくなったようだが、それでも各行のトレーディング収入はなお急増を続けている。
JPモルガン・チェースは4-6月のトレーディング収入を前年同期比50%程度の増加と見込んでいると、ダニエル・ピント共同社長が27日に明らかにした。バンク・オブ・アメリカ(BofA)は10%近くの増収になる可能性があると、ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)が述べた。
ピント氏がオンラインで開催された会合で語ったところによると、JPモルガンのトレーディング収入は債券の好調と株式取引の「堅調」がけん引している。50%増収の見通しは6月が過去3年間の平均並みとなった場合を想定しており、旺盛な取引とスプレッドの縮小が収入を押し上げていると同氏は説明した。
50%増収の場合、ブルームバーグがまとめたデータを基に計算すると、4-6月のトレーディング収入は約81億ドル(約8720億円)となる。1-3月に72億3000万ドルで達成した過去最高記録を塗り替える。
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