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概要:■ポート (T:7047)の今後の見通し1. 2022年3月期業績の見通し2022年3月期については、2021年11月に連結業績予想の上方修正を発表した。 売上収益は期初レンジ予想を据え置き7,000
■ポート (T:7047)の今後の見通し
1. 2022年3月期業績の見通し
2022年3月期については、2021年11月に連結業績予想の上方修正を発表した。
売上収益は期初レンジ予想を据え置き7,000~7,500百万円(前期比48.8%増~59.4%増)、EBITDAは700~900百万円(前回予想から下限値が200百万円増)、営業利益は550~700百万円(同150百万円増)、税引前利益が550~700百万円(同150百万円増)、親会社の所有者に帰属する当期利益が400~500百万円(同100百万円増)としている。
各利益の上方修正の要因として、就職領域では就活生の7割以上となる会員数を基盤に送客、人材紹介とも順調に推移したこと、カードローン領域では2021年3月期第4四半期に戦略的に実行した広告宣伝効果やアライアンス効果、広告効率を重視した運用もあり好調に推移したことが挙げられる。
この結果、売上収益はほぼ計画通りの進捗に対して、収益力の改善により投資コストを吸収し、各利益において計画を上回る進捗となっていることから上方修正に至った。
また、同社は2021年11月にINEを子会社化し、エネルギー領域へ本格参入した。
INEの2021年3月期実績は売上高が前期比38%増の3,299百万円、営業利益 が592百万円、当期純利益が402百万円、EBIDAが593百万である。
同社では、INEの子会社化による業績インパクトとして、売上収益が44~47%増※の10,290~10,790百万円、EBITDAが65~84%増※の1,290~1,490百万円、営業利益が84~107%増※の1,140~1,290百万円、EPSは41~51%の増加を想定している。
今後のシナジーが加わることで、同社の成長性はさらに高まると弊社では見ている。
なお、2022年3月期第4四半期より連結される予定であるが、2022年3月期業績への影響は現在精査中であり、判明次第公表するとしている。
※同社の2022年3月期業績予想とINE前期実績を単純合算した実力値イメージ。
2. 領域別の戦術
(1) 就職領域
2022年3月期の売上収益は2,516~2,572百万円(前期比71.0%増~74.8%増)を見込んでいる。
人材会社のイベントや求人企業の説明会などへの送客については会員を十分獲得できているため、送客では、送客予算獲得と予算消化率※アップが重点ポイントとなり、人材紹介では、紹介先の拡充や組織規模の拡大が重要な戦術となる。
なお、既述のとおり就活生の7割以上となる会員数を基盤に送客、紹介とも順調に推移しており、第3四半期以降においても引き続き順調な業績を見込んでいる。
※同社では消化率を「獲得した企業の予算枠に対して、送客(予算消化)できた割合」としている。
(2) リフォーム領域
2022年3月期の売上収益は1,446~1,621百万円(前期比43.0%増~60.3%増※)、成約契約数は同41%~56%増を目標としている。
売上収益は、会員を顧客(加盟店)に紹介した際に発生する送客売上と施工完了後の成約売上に分解される。
売上総和を高めるうえで重要なのは送客売上であり、そのためには1会員あたりに紹介できる施工会社数の増加(送客先加盟店の獲得)が重要ポイントとなる。
なお、期初計画に対して業績は若干軟調に推移しているものの、課題については明確に把握できているため、販管費を抑制することなく改善に向けて効果的な投資活動方針を強化し、取り組んでいくとしている。
※年間売上対比による数値。
(3) カードローン領域
2022年3月期の売上収益は2,323~2,500百万円(前期比33.3%増~43.4%増)を見込んでいる。
また、第1四半期と比較すると第2四半期以降は顧客予算抑制が見込まれるものの、効率重視の運営により、事業利益は順調な推移を見込んでいる。
(4) エネルギー領域
2022年3月期の具体的な数値目標は公表されていないものの、2022年3月期第4四半期からINEが連結化されることなどから、主要領域として成長していくことが期待できる。
(5) 新規・その他領域
2022年3月期の売上収益は700~825百万円(前期比12.6%減~3.0%増)を見込んでいる。
フリーランス支援サービスのさらなる成長のほか、業務提携の効果による伸長を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 塚本征也)
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