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概要:シンガポールの6月消費者物価指数(CPI)が25日にシンガポール政府より発表され、前年比で6.7%となり、前回値の5.6%から1.1ポイントの大幅上昇となりました。
シンガポールの6月消費者物価指数(CPI)が25日にシンガポール政府より発表され、前年比で6.7%となり、前回値の5.6%から1.1ポイントの大幅上昇となりました。市場予想の6.2%を0.5ポイント上回る結果となりました。生鮮食品を除いたコアCPIは、前年比で4.4%となり、前回値の3.6%から上昇しました。
ガソリン等資源価格の高騰による輸送費が前年比で18.8%の上昇となり、食品は前年比で5.4%の上昇となりました。居住費は前年比で5.2%上昇しています。一方、携帯電話などの通信費は唯一1.1%の減少となりました。
CPIの結果を受け、シンガポールドルは対米ドルで一時的に弱含んだものの、すぐに回復しました。米ドル/ シンガポールドルは現在1.3873付近で推移しており、日足上昇平行チャネルの上限から下落を継続させています。
4時間足ではすでに200SMAを下回っており、日足RSIが43付近で下降途中となっているため、このまま米ドルが弱含み下落が継続するのか注視しましょう。なお明日26日にはシンガポールの鉱工業生産と、28日(木)には第2四半期雇用統計が発表されます。現況指数が市場予想より上振れとなるのか、注目しましょう。
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