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概要:[ロンドン 13日 ロイター] - ハント英財務相は13日のスカイニュースで17日に発表する財政計画について、英国は財政を健全化することが可能だと示し、経済に対する信認を回復するため、増税と歳出削減に
[ロンドン 13日 ロイター] - ハント英財務相は13日のスカイニュースで17日に発表する財政計画について、英国は財政を健全化することが可能だと示し、経済に対する信認を回復するため、増税と歳出削減に着手すると述べた。ただ、貧困層の痛みが大きくならないように配慮し、公共サービスの縮小でバランスを取る考えも示した。
ハント氏は「不況を悪化させるようなことはしたくない」とする一方、「しかし何も手を打たず、債務を圧縮すると示さなければ、金利が上昇し、不況をさらに悪化させる」と述べ、予想される景気悪化を深刻化させたくはないが、新型コロナウイルスのパンデミックとロシアによるウクライナ侵攻後に急増した財政赤字を縮小できることを示す必要があるとの考えを明らかにした。
同氏は「残念ながらわれわれは全員、税金をもう少し多く収めることになるだろう」と増税の見通しに触れたが、「全ての人々に犠牲を求めるが、最も所得の低い人々に求められることは限られると認識する必要がある」と説明した。
またサンデー・タイムズによると、キャピタルゲインに対する非課税枠を半減し、所得税の最高税率を適用する年収の基準を15万ポンドから12万5000ポンドに引き下げる方針だと述べた。
歳出削減については、強い経済には優良な公共サービスが必須であり、歳出削減は「バランスの取れた手法」で行われるとした。
さらに、企業の深刻な人手不足を招いている労働市場の問題に取り組む考えを表明。家計向けのエネルギー料金支援策については「非常に重要」だが、無制限の支援は持続不可能だという見解を示した。
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