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概要:[フランクフルト 9日 ロイター] - ユーロ圏の銀行監督を担う欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のアンドレア・エンリア委員長は、域内主要行のサイバー攻撃に対する耐性を審査する計画を明らかにした。ロ
[フランクフルト 9日 ロイター] - ユーロ圏の銀行監督を担う欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のアンドレア・エンリア委員長は、域内主要行のサイバー攻撃に対する耐性を審査する計画を明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻後などに見られているサイバー攻撃の急増を受けた対応という。
リトアニア紙ベルスロ・ジニオスに対し「来年にサイバー攻撃への耐性に関するストレステスト(健全性審査)を開始する。銀行がサイバー攻撃にどのように対応し、どう克服できるかを検証する」語った。
また「サイバー攻撃は大幅に増加している」と指摘。「攻撃元を特定することはできないが、(ウクライナ)戦争が始まって以降に攻撃が増えているのは事実だ」と語った。
エンリア氏は、銀行が重要なIT(情報技術)インフラの一部を外部のプロバイダーやグループ内の他の事業体にアウトソーシングしていることが問題の一因だと述べた。
一方、銀行は制裁などを通じて、取引先との関係が突然断たれる可能性もあり、脆弱な状態になっている。
審査結果は2024年半ばごろに公表される予定という。
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