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ブラックロック、米金融当局は引き締め継続と予想－ＳＶＢ破綻でも
概要：米銀シリコンバレー銀行（ＳＶＢ）の経営破綻にもかかわらず、米連邦準備制度は利上げを推し進めるとブラックロック・インベストメント・インスティチュート（ＢＩＩ）はみている。
米銀シリコンバレー銀行（ＳＶＢ）の経営破綻にもかかわらず、米連邦準備制度は利上げを推し進めるとブラックロック・インベストメント・インスティチュート（ＢＩＩ）はみている。
世界最大の資産運用会社ブラックロックの調査部門であるＢＩＩは、銀行セクターのストレスが投資家の信頼感を損ない、金融状況の引き締まりを招いているものの、米連邦準備制度は厳しいインフレを抑えるために利上げを続ける必要があるとの見方を示した。
ＢＩＩのストラテジストは13日のリポートで、「こうした進展によって米連邦準備制度が利上げを停止できるとは考えていない。あらゆる金融政策手段が経済の下支えに充てられた2008年とは、現在は極めて異なる環境だ。代わりに、銀行システムを強化することで、連邦準備制度はインフレ率を２％の目標水準に押し下げることに金融政策を集中できる」と指摘した。
こうした見解は、今後の金融政策の道筋に対する市場の見方とは極めて対照的だ。スワップトレーダーが現在織り込む今サイクルにおける追加引き締め幅は25ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）弱。１週間足らず前の時点では３月の0.5ポイント利上げが完全に織り込まれていた。トレーダーはまた、５月に金利がピークを付けた後、年内に0.25ポイント利下げが３回程度実施されると予測している。
ゴールドマン・サックス・グループとバークレイズは最近、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が来週の会合で引き締めサイクルを一時停止すると予想。一方、ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルは13日、ＦＯＭＣは政策金利を0.25ポイント引き下げ、量的引き締め（ＱＴ）を停止するとの見方を示した。
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