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概要:[ワシントン 15日 ロイター] - 米労働省が15日発表した2月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.1%下落し、ロイターがまとめた市場予想の0.3%上昇に反して下がった。1
[ワシントン 15日 ロイター] - 米労働省が15日発表した2月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.1%下落し、ロイターがまとめた市場予想の0.3%上昇に反して下がった。1月分の上昇率も0.3%と、当初発表の0.7%から下方改定され、インフレ抑制を目指している中でいくらかの希望の兆しを示した。
2月の前年同月比は4.6%上昇。市場予想は前年同月比5.4%上昇だった。
1月は5.7%上がっていた。
2月に財(モノ)の価格が前月比0.2%下がったのが下落を主導。1月は1.2%上がっていた。卵の価格が36.1%と急落し、財の価格下落分の8割超を占めた。
2月の家庭用天然ガス、生鮮・乾燥野菜、ディーゼル燃料、家庭用暖房油、一次基礎有機化学品の価格も下落した。鉄鋼くずは10.6%上昇。ガソリン価格も上がった。
変動が大きい食品とエネルギーを除いたコア財価格は0.3%上昇。1月は0.6%上昇だった。
サービス価格は0.1%下がり、2カ月連続の下落。機械・車両卸売り価格が3.9%下落した。化学品・関連製品卸売り、自動車・部品販売、客室レンタル、航空旅客サービスの価格も下がった。
外来診療は0.5%上昇。証券仲介・取引・投資アドバイス・関連サービス、融資サービスも上昇した。
食品、エネルギー、貿易サービス部門を除いたコアPPIは0.2%上昇。1月は0.5%上がっていた。
コアPPIの2月の前年同月比は4.4%上昇し、伸び率は1月と同じだった。
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