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概要:欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、ユーロ圏の基調的インフレは極めて強いことが証明されつつあるが、食品やエネルギーなど価格変動の激しい項目を除くコアインフレ率は最終的に低下するとの見方を示した。
コアインフレ減速を確信も、安定した軌道が必要-デギンドス氏
ビスコ・イタリア中銀総裁は与信の減速指摘、利上げに慎重呼び掛け
欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、ユーロ圏の基調的インフレは極めて強いことが証明されつつあるが、食品やエネルギーなど価格変動の激しい項目を除くコアインフレ率は最終的に低下するとの見方を示した。
デギンドス氏は21日、マドリードで行われたイベントでコアインフレは「引き続き極めて根強い」と述べ、市場がこれまで予想していた以上に長引く可能性を指摘した。
Core Inflation Is Set to Be Stronger Than Headline Number
Source: Bloomberg survey of economists conducted April 5-13
その上で、コアインフレの減速を確信しているが、減速はECBの信頼が失われないよう安定した軌道でなくてはならないと論じた。
ECBが5月4日に示す政策判断では、0.25あるいは0.5ポイントの利上げが広く予想されている。政策判断直前の同月2日に発表される4月のユーロ圏インフレ統計が、利上げ幅の決定に寄与する見通しだ。
デギンドス氏は今後の動きはデータ次第であり、マクロ経済見通しの不透明性が解消されるまでECBはフォワードガイダンスの提供を控える姿勢を継続すると強調した。
ビスコ氏は慎重呼び掛け
一方、ビスコ・イタリア中銀総裁は、利上げを今後行う場合には慎重に進める必要があると述べた。信用の伸びが減速し、金融安定のリスクが続いていると指摘した。
ビスコ氏はブルームバーグテレビジョンに対し、政策当局者は「会合ごとに」判断するアプローチを維持するべきだと主張。金融引き締めの影響は、これまでゆっくりと経済に伝わっていると論じた。
ビスコ・イタリア中銀総裁(4月21日ロンドン)
Photographer: Betty Laura Zapata/Bloomberg
同氏は「今は信用収縮の状況ではないが、企業向けの与信は確実に減少している。個人については大きな減速だ。ほんの数カ月で、こうした状況が発生した」と説明。
「長い時間差があるということは、金融政策措置の完全な効果はまだ表れていないということだ。自分の主張の根拠は、まさにそこにある。利上げなどの手段を自分は排除しないが、慎重かつ用心深く、辛抱強い姿勢がECBには求められると考えている」と語った。
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