米国時間の原油先物は下落。米原油在庫が予想以上に増加したことを受け、一部の投資家がロングポジションを解消した。
米国時間の原油先物は一時、数年ぶり高値水準を付けた後、やや値を消した。世界的な供給不足と米国などからの燃料需要増が支援材料となった。
ニューヨーク外為市場では、ドルが一時の1カ月ぶり安値から切り返し、安定的に推移した。週内に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会や来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に加え、欧米で今週発表されるインフレ指標や国内総生産(GDP)統計の内容が注目されている。
米国とエルサルバドルには意外な共通点がある。世論調査によると、米国はヒスパニック系とアフリカ系が暗号資産(仮想通貨)を保有している人の割合で上位を占めている。金融サービスの利用で差別を受けたり、従来型金融サービスへのアクセスが遅れたりしているためで、その一部は中米エルサルバドルが先月、ビットコインを法定通貨とした理由とも重なる。従来型の銀行にとっては痛手だ。
ニューヨーク外為市場では、 ドルが下げ幅を縮小した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がFRBはテーパリング(量的緩和の縮小)を近く開始すべきだが、まだ利上げすべきではないと述べたことを受けた。
米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が下落した。スナップやインテルの失望的な決算が通信サービス株や情報技術株を圧迫した。また、テーパリング(量的緩和の縮小)に関するパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受け、投資家が慎重姿勢を強めた。
米財務省は22日、2021年会計年度(9月30日まで)の財政赤字は2兆7720億ドルだったと発表した。過去最悪だった前年度からは改善したものの、大規模な新型コロナウイルス対策の導入により、2年連続で巨額の赤字となった。
来週の外為市場では、高止まりする米長期金利を背景にドルは底堅く推移するとみられている。欧州中央銀行(ECB)理事会後の会見で、ユーロ圏の金利上昇を抑制するような発言が出た場合は、ユーロ売り圧力が強まりやすくなる。一方、日銀の金融政策決定会合については大きな波乱はないとの見方が優勢だ。
午後3時のドル/円は、前日のNY市場終盤(113.97/00円)とほぼ同水準の114.00円付近で推移。午前の取引では、リスクオンムードの広がりや、米10年債利回りが高水準で推移したことを受け、ドルは一時114.20円付近まで上昇。ただ、ドル買いが一巡すると一時的な調整も入り、上値の重い展開が続いた。
米連邦準備理事会(FRB)高官の株式引問題は一段と深刻さを増している。今度はパウエル議長が、経済支援の先頭に立っていたさなかの昨年、株式投資信託を100万ドル以上売却していたことが明らかになった。他のFRB高官の株式取引やパウエル議長再任の可能性が注目を集めているだけに、FRBトップによる大量の投信売却はいかにも印象が悪い。ただ、汚名を返上する方法はある。
米国時間の原油先物は大幅下落。序盤には北海ブレント先物が1バレル=86ドル台に上昇し3年ぶり高値を付ける場面があったが、米海洋大気局(NOAA)が米国の暖冬予報を発表したことを受けて下落に転じた。
ニューヨーク外為市場では、ドル指数が当初は軟調だったものの、好調な経済指標に反応し、上昇に転じた。米国債利回りの上昇も押し上げ要因になった。
米国株式市場はS&P総合500種が7営業日続伸し、過去最高値を付けた。テスラやマイクロソフトなどの大型株が買われ、ナスダック総合も上昇。ただ、失望を誘う四半期決算を発表したIBMが売られ、ダウ工業株30種平均は圧迫された。
米国株式市場はS&P総合500種が7営業日続伸し、過去最高値を付けた。テスラやマイクロソフトなどの大型株が買われ、ナスダック総合も上昇した。ただ、失望的な四半期決算を発表したIBMが売られ、ダウ工業株30種平均は圧迫された。
米国株式市場はS&P総合500種が過去最高値を付けた。テスラなどの上昇が寄与した。ただ、失望的な四半期決算を発表したIBMが売られ、ダウ工業株30種平均を抑制した。
世界銀行は21日、最新の商品市場見通しを公表し、エネルギー価格が2021年に80%超高騰し、22年もさらに小幅上昇する見通しで、短期的に世界のインフレに著しいリスクをもたらす恐れがあるという認識を示した。
米商務省が19日発表した9月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比1.6%減の155万5000戸となり、市場予想の162万戸を下回った。
ゴールドマン・サックスは第3・四半期、ウォール街の王座を勝ち取った。初めての事態であるわけはなく、驚きもしない。M&A(合併・買収)が急増すれば、金融業界の「ドン」が勝つのは当然の成り行きだ。しかし、大きな構図として眺めると様相は変わってくる。コロナ禍中の過去数カ月間、投資銀行業界には利益が降って湧いた。正々堂々と得た利益ではあるが、それでも業界の負い目となる可能性がある。
今週の東京株式市場は、一進一退の値動きが想定されている。市場の関心は来週から本格化する国内の2022年3月期第2・四半期(中間期)の企業決算に向いており、今週は様子見姿勢が強まるとされている。日本株は米市場の動向をにらみながら、方向感を探る1週間となりそうだ。 日経平均の予想レンジは2万8500円─2万9500円。