イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミストのヒュー・ピル氏は、12月に利上げが決定される可能性が高まっているが、ピル氏自身は最終的な判断を下したわけではないと述べた。また、市場はより長期的な視点を重視したほうが良いと主張した。
利上げ経路を巡る中央銀行と金融市場の攻防に、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のベイリー総裁が新たに参戦してきた。ベイリー氏は、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長や欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁と同じく、政策金利は市場が示唆するほど前のめりに上昇していかないのだ、と投資家を説得しようとしている。だがベイリー氏の主張は、市場に受け入れてもらうのが最も難しいかもしれない。
イングランド銀行(英中央銀行)のカンリフ副総裁は13日、暗号資産(仮想通貨)の崩壊は「妥当なシナリオ」であり、急成長している暗号資産分野を規制するルールが「喫緊の課題」として必要だと述べた。
米英欧の中央銀行トップは29日開催された欧州中央銀行(ECB)の金融シンポジウム「ECBフォーラム」で、世界の経済成長の妨げとなっている供給の制約が一段と悪化し、現在の物価上昇が一過性である公算が大きいものの、インフレが長期間高止まりする恐れがあるという認識を示した。
米英欧の中央銀行トップは29日開催された欧州中央銀行(ECB)の金融シンポジウム「ECBフォーラム」で、現在の物価上昇は一過性である公算が大きいものの、世界の経済成長の妨げとなっている供給の制約が一段と悪化しインフレが長期間高止まりする恐れがあるという認識を示した。
イングランド銀行(英中銀)は、チーフエコノミストに欧州中央銀行(ECB)での役職経験が長く、米金融大手のゴールドマン・サックスでチーフ欧州エコノミストを務めたヒュー・ピル氏を任命した。
イングランド銀行(英中央銀行)は29日、英金融機関向けのユーロ資金供給制度を終了すると発表した。市場の状況が改善し、制度が不要になったとした。
イングランド銀行(英中銀)のブロードベント副総裁は22日、現在みられる消費者物価の大幅な上昇は、長期的なインフレ高進を意味するわけでないと指摘した。物価見通しの点では労働市場のシグナルのほうが参考になるとの見方を示した。
欧州連合(EU)は8日までにまとめた2020年の予算関連の報告書で、EU離脱に伴う金銭的処理手続きの一環として、英国がEUに対し475億ユーロ(約562億3000万ドル)を支払う義務があるとの試算を示した。