欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのワイトマン独連銀総裁は19日、ユーロ圏のインフレ率は当面ECBの目標を上回り続ける可能性があるとし、ECBは緩和策維持に関するいかなるコミットメントも示すべきではないとの考えを示した。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、歴代の総裁なら歓迎したであろう問題、すなわちインフレ率が高過ぎるという問題に直面している。これは、コロナ禍で臨時導入された金融緩和措置の巻き戻しを望む幹部らを勢いづかせるだろう。しかしユーロ圏の長期的な物価圧力は、米国と英国ほど憂慮すべきものではない。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が今週の理事会で、譲歩や説得を重ね、政策指針変更への支持獲得に奔走したと、関係筋6人が明らかにした。