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ブラジル中銀、150ｂｐ利上げ 財政拡大巡るインフレ懸念で
요약：［ブラジリア ２７日 ロイター］ - ブラジル中央銀行は２７日の金融政策委員会（ＣＯＰＯＭ）で政策金利を１５０ベーシスポイント（ｂｐ）引き上げ、７．７５％とすることを決めた。政府が憲法で定められた歳出
［ブラジリア ２７日 ロイター］ - ブラジル中央銀行は２７日の金融政策委員会（ＣＯＰＯＭ）で政策金利を１５０ベーシスポイント（ｂｐ）引き上げ、７．７５％とすることを決めた。政府が憲法で定められた歳出上限の緩和に動いたのを受け、インフレ見通しが悪化したのに対応した。年内に同幅の追加利上げを実施することも示唆した。
決定は全会一致。
ロイター調査では３６人のエコノミストの大半が３会合連続で１００ｂｐ幅の利上げを行うと予想。一方、先週に財政拡大懸念が強まったため、５人は１２５ｂｐ、３人は１５０ｂｐの利上げを予想した。
これでブラジル中銀の引き締めサイクルは、主要経済国の中で最も積極的なものになった。同国のインフレ率は前年比で２桁台に上っているが、ボルソナロ大統領は来年の大統領選を念頭に社会福祉関連支出を拡大する考えを示しており、中銀は物価上昇圧力への対応を迫られた。
ＣＯＰＯＭは声明で「財政枠組みに関する最近の疑念は、インフレ期待が不安定化するリスクを高めた」とした。
１２月の次回会合でも政策金利を１５０ｂｐ引き上げると予想し、基本シナリオでは金利を「さらにもっと」引き締め的な領域に押し上げることが必要になるとした。
ジェニアル・インベツティメントスのチーフエコノミスト、ホゼ・マルシオ・カマーゴ氏は「財政政策に関する最近の動きを踏まえると、今回の利上げは２０２２─２４年のインフレ期待のさらなる悪化の回避にはあまり効果的ではないだろう」と述べた。
ブラジルの９月の消費者物価指数は前年同月比で１０．３％上昇。通貨安や深刻な干ばつ、燃料価格の上昇が響いた。２０カ国・地域（Ｇ２０）の中でアルゼンチンとトルコを除いで最も高いインフレ率となる。
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