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概要:米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長による2019年最初の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見を受けて、年内の追加利上げを巡る市場の展望は風前のともしびの様相を呈し、2020年の利下げの可能性が高まった。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長による2019年最初の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見を受けて、年内の追加利上げを巡る市場の展望は風前のともしびの様相を呈し、2020年の利下げの可能性が高まった。
かねて3月の政策引き締めの可能性は低いと見込まれていたが、30日のFOMC声明のトーンは、15年以降9回の利上げを経て今年も金利引き上げが続くとの見通しに疑問を投げ掛けた。
FOMC声明では世界経済見通しに対するリスクとタイト化した金融状況に重点が置かれた上、パウエル議長の発言も受け、米株式相場は上昇。米国債市場では2年債と5年債の利回りが1月半ば以来の低水準を付けた。比較的短期の債券を中心に値上がりしたため、利回り曲線はスティープ化し、5年債と30年債の利回りスプレッドは約57ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、昨年2月以来最大となった。
コロンビア・スレッドニードルのシニア金利ストラテジスト、エド・アルハッサイニー氏は、国内の経済成長や貿易、世界経済などの分野での「今年の前向きな結果を市場は極めて積極的に割り引いて考えている」とした上で、政策金利とバランスシートに関して当局が30日に打ち出したトーンは意義深いと指摘。FOMC声明の「文言や当局者のシグナルは全て、昨年12月の利上げがこのサイクルで最後の動きだった可能性が非常に高いことを示している」と分析した。
市場関係者の意表を突いたのは、当局の進めるバランスシート縮小が従来の予想よりも完了に近づいていることを示唆したシグナルだ。「バランスシート正常化の完了に向けて詳細を調整する用意がある」との声明の文言は、市場の動揺を招いた縮小プログラムの転換を確認するものとトレーダーは受け止めた。
ソシエテ・ジェネラルのエコノミスト、オメイア・シャリフ氏は「自分は金融政策の痛手から回復しつつある」と記すとともに、「19年の利上げのハードルは1回だけであっても、とても高いだろう」との見方を示した。
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