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概要:ウォルト・ディズニー・ジャパンとNTTドコモは、ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベルの各映像作品、コンテンツを配信するサブスクリプションサービス「Disney DELUXE」を発表した。
ウォルト・ディズニー・ジャパンとNTTドコモは映像配信サービスの「Disney THEATER」を含むサブスクリプションサービス「Disney DELUXE(ディズニー・デラックス)」を発表した。
ディズニーとNTTドコモが月額700円(税抜)のサブスクリプションサービスを3月26日から開始
映像配信サービスでは、ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベルの作品が鑑賞できる
3月12日からは、対象47カ所の実店舗とECサイトの「ディズニーストア」でdポイントが利用可能になる
ウォルト・ディズニー・ジャパン(以下、ディズニー・ジャパン)とNTTドコモは3月7日、ディズニーの持つ映像などのさまざまなコンテンツが楽しめるサブスクリプションサービス「Disney DELUXE(ディズニー・デラックス)」を発表した。
開始時期は3月26日で、月額利用料は700円(税抜)。各アプリの利用にはディズニーアカウントとdアカウントの両方が必要。dアカウントはNTTドコモの会員サービスだが、KDDIやソフトバンク、格安スマホに限らずどのスマートフォンユーザーでも利用できる。
ウォルト・ディズニー・カンパニーで、日本、グレーター・チャイナ、韓国地区を担当のエグゼクティブ・バイスプレジデント兼マネージング・ディレクターであるLuke Kang(ルーク・カン)氏。
なお、ディズニーはアメリカでネットフリックスとの独占契約を解消。2019年末までには独自の映像ストリーミングサービス「Disney+」の提供を予定している。
発表会見に登壇したアメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーで日本、中国、台湾、韓国のビジネス統括を担当しているLuke Kang(ルーク・カン)氏は、「日本という市場は特異な場所で、(Disney+とは)別のアプローチをとっている。今回のディズニー・デラックスは、日本の消費者向けに紹介した」と、ディズニー・デラックスとDisney+は別のプロダクトであると話している。
限定モノも豊富な「映像」と「コンテンツ」サービス
ディズニー・デラックスには4つのサービス・アプリが含まれる。
ディズニー・デラックスは現状、以下の4つのサービスとアプリから構成されている。
Disney THEATER(映像配信サービス)
Disney DX(ディズニーやピクサーのコンテンツアプリ)
STAR WARS DX(スター・ウォーズのコンテンツアプリ)
MARVEL DX(マーベルのコンテンツアプリ)
見分け方としては、THEATERに映画やアニメ、実写などの映像作品の視聴機能が集約。DXには、それぞれのブランドの作品の世界観や知識、会員特典コンテンツが収録されている。
写真は、STAR WARS DX限定のキャラクター相関図。好きなキャラクターをタップすると他のキャラクターとの関係が表示される。
また、DXはiPhoneおよびAndroidアプリのみ用意されているが、THEATERの方は映像配信サービスであるため、スマートフォン向けアプリのほか、WindowsとMacそれぞれの指定のブラウザーやAndroid TV、Amazon Fire TV、Apple TV、Chromecastといったプラットフォームに対応したテレビで鑑賞できる。
Fire TV版「Disney THEATER」アプリ。ほかにもAndroid TVやApple TVなどでも同様なアプリが提供される。
THEATERの収録作品数は非開示となっているが、ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベル、4ブランドの作品を用意。中には定額映像配信サービスでは初登場となる「アナと雪の女王」「リメンバー・ミー」「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」も含まれる。また、今後は日本で初めて制作されるという新コンテンツの配信も予定されている。
長年付き合ったドコモと5G時代を見据える
写真左からNTTドコモ社長の吉澤和弘氏、ウォルト・ディズニー・カンパニーのLuke Kang氏、ディズニー・ジャパンのTony Elison氏、そしてミニーマウスとミッキーマウス。
ディズニー・デラックスはディズニーや各ブランドのファンにとっては魅力的なコンテンツのそろったサービスと言える。
では、なぜディズニーはNTTドコモと組んでいるのか。スマートフォンを含む携帯電話での協業という意味では、ディズニーは過去にNTTドコモだけではなくソフトバンクとも付き合いがある。
これについて、発表会に登壇したディズニー・ジャパンのメディア担当バイスプレジデント&ゼネラルマネージャーのTony Elison(トニー・エリソン)氏は、「約20年間いっしょにモバイルコンテンツの道のりを歩んできたNTTドコモと提供する」と発言している。
NTTドコモは5Gサービスを2019年に法人向けにプレスタート、2020年に本格展開する計画だ。
NTTドコモとディズニーは2000年7月にiモード上の公式サイト立ち上げ時から協力関係にあり、現在までもDisney Mobile for docomoなどのオリジナルスマートフォンの開発などの提携が続いている。
また、エリソン氏はNTTドコモが2019年9月にプレサービス開始を予定している次世代通信規格「5G」に対しても触れた。エリソン氏は「(5Gに関わるサービスで)具体的にこれといったことはないが、今後が楽しみなことに間違いはない」と語っており、今後も良好な協業関係を築いていきたい意志を示している。
ドコモは5Gに加え、自社会員基盤の成長が狙い
NTTドコモ社長の吉澤和弘氏。
NTTドコモ側の狙いは何か。まず、1つ目はエリソン氏が語っている通り、来たる5Gの世界で当たり前となるリッチコンテンツの配信を見据えているのは確実だろう。実際、同発表会でNTTドコモ社長の吉澤和弘氏は「今後、5Gでのメインコンテンツは動画だと思う」と語っている。
ディズニー・デラックス契約者向けに1枚プレゼントされる限定の「dポイントカード」。
2つ目は近年、NTTドコモが進めている「dアカウント」の更なる拡大だ。dアカウントはNTTドコモとの契約の有無にかかわらず利用できる共通ポイント「dポイント」を中心とした会員基盤だ。
dポイントの勢いは増しており、3月7日時点の情報では、dポイントの会員数は6900万人を超え、提携店は全国約8万店舗以上、取引されているポイント数は年間約1200億ポイントだという。
実店舗・ネットどちらのディズニーストアでもdポイントの利用が可能になるため、NTTドコモは各種キャンペーンを実施する。
今回、ディズニー・デラックスのスタート以外にも、対象47店舗のディズニーストアがdポイント加盟店になり、ECサイト版「ディズニーストア」もd払い(ネット)の加盟店になると発表(それぞれ開始時期は3月12日)。各種チケットなどの対象外の商品はあるものの、ディズニーグッズの購入でdポイントが貯まり(100円につき1ポイント)、またdポイントを使える(1ポイントにつき1円)ようになる。
NTTドコモとしては、dポイントの利用シーンを増やし、会員基盤の活性化につなげたい考えだ。
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(文、撮影・小林優多郎)
(C)Disney (C)Disney/Pixar (C)&TM Lucasfilm Ltd. (C)Marvel
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