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概要:米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、次の金利の動きが引き上げなのか、引き下げなのか金融当局に偏りはないと話す。しかし、他の当局者はもっとタカ派的なメッセージを発する可能性もある。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、次の金利の動きが引き上げなのか、引き下げなのか金融当局に偏りはないと話す。しかし、他の当局者はもっとタカ派的なメッセージを発する可能性もある。
20日まで2日間の日程で開催の連邦公開市場委員会(FOMC)は、米東部時間午後2時(日本時間21日午前3時)に声明のほか、最新の金利予測分布図(ドット・プロット)や経済予測を公表し、2時半からはパウエル議長が記者会見する。
ブルームバーグが調査したエコノミストによれば、FOMC参加者は今回、今年の利上げ回数見通しを1回とし、計2回としていた昨年12月の予想から下方修正するとともに、2020年にもう1回の利上げを見込むとみられている。ただ予断は許さない。
FOMCは声明で将来の金利の「調整」について、引き続き「辛抱強く」なるとあらためて表明するとともに、現在進めている4兆ドル(約446兆円)規模のバランスシートの段階的縮小をいつ終了するかについて発表すると予想される。
モルガン・スタンレーの米国担当チーフエコノミスト、エレン・ゼントナー氏は「今年については、極めて顕著なドットの下方シフトがあるだろう」とした上で、「年内利上げを1回とするかゼロとするかでほぼ意見が二分され、極めて不透明な結果となるだろう」と述べた。
20、21両年とそれ以降の時期を巡っては、当局者の見通しに多少の相違があることがドット・プロットで浮き彫りとなりそうだ。12月の前回予測は、フェデラルファンド(FF)金利が中央値で両年に3.125%でピークに達し、大半の予想も同水準の周りに点が集まる形となっていた。だが最新版では、何人かの当局者があと数回の利上げを見込む一方で、他の何人かは追加利上げゼロか、利下げさえも予想するなどもっと拡散することになるかもしれない。
こうした見通しは、米金融当局が利上げを打ち止めにしたとする投資家の見方に冷水を浴びせるものと考えられる。金融当局者の間で見通しに関する自信が弱まり、世界的にも成長が鈍化したことで、米2年債利回りは昨年11月初め以降、0.5ポイント低下した。
コーナーストーン・マクロのパートナー、ロベルト・ペルリ氏は「多くの投資家は米金融当局が引き締めを終了したと想定しているが、当局はそのようなことは言っていない。ドット・プロットは12月よりはおそらく下方にシフトするだろうが、引き締めサイクルが終わるまでにはあと1回ないし2回の利上げを反映する可能性があり、多くの人々にとってはサプライズとなるかもしれない」と話した。
エコノミストはまた、金融当局がバランスシート縮小の終了時期を発表すると予想し、具体的には今年10-12月(第4四半期)となる公算が最も大きいとみる。バランスシートの規模はこの段階で3兆5000億ドル前後になっていると見込まれる。先の金融危機後には最大4兆5000億ドルに膨らんでいた。
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