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概要:ドイツ政府は19日、次世代通信規格「5G」の周波数帯入札を開始した。 初日の入札では新興事業者の1&1ドリリッシュ<DRIG.DE>が、積極的に応札。周波数帯41ブロック中10ブロックに1ブロック当たり2000万ユーロ以上の応札を行った。 これに対し、既存の大手3事業者であるドイツテレコム<DTEGn.DE>、ボーダフォン<VOD.L>、テレフォニカ・ドイチュラント<O
[マインツ/フランクフルト 19日 ロイター] - ドイツ政府は19日、次世代通信規格「5G」の周波数帯入札を開始した。
初日の入札では新興事業者の1&1ドリリッシュ(DRIG.DE)が、積極的に応札。周波数帯41ブロック中10ブロックに1ブロック当たり2000万ユーロ以上の応札を行った。
これに対し、既存の大手3事業者であるドイツテレコム(DTEGn.DE)、ボーダフォン(VOD.L)、テレフォニカ・ドイチュラント(O2Dn.DE)は、関心のあるブロックに初回の最低限の応札を行った。
入札では、2022年までに5Gの対象を世帯の98%に拡大することが条件となっている。既存の大手3社は条件が厳しすぎるとして入札延期を求めていたが、裁判所が先週訴えを退け、入札開始が決まった。
過去の事例を参考にすると、入札は数週間続く可能性がある。
新興事業者の1&1ドリリッシュの入札参加は、消費者にプラスに働く可能性があるが、既存の大手事業者の利益率低下につながる可能性もある。
米国は安全保障上の理由で、中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の製品を排除するよう圧力を強めているが、メルケル独首相は19日、5G入札について、特定企業を除外する計画はないとし、入札参加企業が一定の条件を満たすことを希望すると述べた。
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