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概要:日産自動車<7201.T>の前会長カルロス・ゴーン被告(65)の弁護人を務める弘中惇一郎弁護士が4日午後、日本外国特派員協会で会見し、保釈中の同被告を東京地検特捜部が特別背任容疑で再び逮捕したことについて「文明国にあってはならない暴挙だ」と批判、憤りを露わにした。同被告は、中東オマーンへの不正送金を巡る再逮捕容疑についても「はっきりと否定している」という。 弘中弁護士によると、東京地検は同日午前、東京都内にあるゴーン被告の住居で逮捕状
[東京 4日 ロイター] - 日産自動車(7201.T)の前会長カルロス・ゴーン被告(65)の弁護人を務める弘中惇一郎弁護士が4日午後、日本外国特派員協会で会見し、保釈中の同被告を東京地検特捜部が特別背任容疑で再び逮捕したことについて「文明国にあってはならない暴挙だ」と批判、憤りを露わにした。同被告は、中東オマーンへの不正送金を巡る再逮捕容疑についても「はっきりと否定している」という。
弘中弁護士によると、東京地検は同日午前、東京都内にあるゴーン被告の住居で逮捕状を執行し、家宅捜索を行った。ゴーン被告の携帯電話、書類、日記、ノートを押収。また、ゴーン被告と共にいたキャロル夫人のパスポートや携帯電話も押収されたといい、同夫人も「たいへんショックを受けている」と語った。
ゴーン被告は会見を11日に開く予定だったが、弘中弁護士は「逮捕によって会見の実施が危うくなっている。一種の口封じだ」と検察側を強く批判した。その上で、再逮捕に備え、ゴーン被告が自身の主張をまとめた動画を事前に記録しており、近く公開する予定があることを明らかにした。
東京地検は同日午前、日産から中東オマーンの販売代理店に支出した資金の一部を不正に流用した疑いがあるとして、ゴーン被告を会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕。子会社の「中東日産」からオマーンの販売代理店名義の預金口座に送金した資金の一部を、自身が実質的に保有する会社名義の預金口座に送金させる方法で日産に損害を与えたと指摘している。損害額は合計5億6300万円に上る。ゴーン前会長の逮捕は4回目。
東京地検によると、ゴーン容疑者は、1)2015年12月─17年1月に日産に125万ドル(当時のレートで約1億4700万円)、2)17年7月に125万ドル(同約1億3900万円)、3)18年7月に250万ドル(同約2億7700万円)──を、実質的に同容疑者が保有する会社名義の預金口座に送金させた。
共同通信によれば、オマーンの代理店には2012年以降、日産の「CEOリザーブ」と呼ばれる予備費、計35億円が支払われた。この代理店幹部の個人口座から投資会社を通じ、ゴーン被告の妻が代表となっていた会社に流れ、一部が約16億円のクルーザー購入に充てられた疑いが浮上している。
ゴーン被告は昨年11月、自分の役員報酬を有価証券報告書に少なく記載したとして金融商品取引法違反容疑で逮捕され、その後、同法違反容疑と会社法違反(特別背任)の容疑で計2回、再逮捕された。起訴後、ゴーン被告は今年3月6日に保釈された。
*カテゴリーを変更し、内容を追加します。
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