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概要:10日の米株式相場は反発。米国債も上昇を維持した。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合(3月19-20日分)の議事要旨で、政策に関する同当局のハト派傾斜が確認された。
10日の米株式相場は反発。米国債も上昇を維持した。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合(3月19-20日分)の議事要旨で、政策に関する同当局のハト派傾斜が確認された。
S&P500種株価指数は持ち直し。前日は9営業日ぶりに下落していた。3月の米消費者物価指数(CPI)は、食品とエネルギーを除くコア指数が市場予想を下回る伸びにとどまり、米金融当局の利上げ様子見姿勢を後押しする可能性がある。FOMC議事要旨では、大半のメンバーが年内を通じた金利据え置きを正当化するリスクが見られるとした。
アバディーン・スタンダード・インベストメンツのシニアエコノミスト、ジェームズ・マッキャン氏は「これは3月会合の声明から得られたメッセージを確認するものだ」と指摘。「今の米金融当局は当面何もしないことに満足しており、状況の展開を見極める用意がかなり整っている」と述べた。
テクノロジー株が堅調に推移し、ナスダック指数を押し上げた。一方、ボーイングは737MAX墜落事故を巡る影響で続落。これが重しとなり、ダウ工業株30種平均は伸び悩んだ。
S&P500種は前日比0.4%高の2888.21。ダウ平均は6.58ドル上げて26157.16ドル。ナスダック総合指数は0.7%上昇。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.46%。
ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略責任者スバドラ・ラジャッパ氏はFOMC議事要旨について、政策当局者が成長見通しに関して、経済予測で示唆されたほど悲観的でないことを示していると指摘。FOMCが主要リスクとして世界の成長に注目しているというのは、米国債が海外の経済指標の改善に引き続き影響されやすいことを意味すると述べた。
米CPIデータが予想を下回ったことで、米金融政策への注目が高まった。米金融当局に現行維持のアプローチを変えさせるには何が必要か、投資家は見極めようとしている。FOMC議事要旨では手掛かりがほとんど得られなかった。欧州中央銀行(ECB)の会合、および前日公表された国際通貨基金(IMF)の世界経済見通し(WEO)を受けて、センチメントは脆弱(ぜいじゃく)な状況が続いている。米欧の貿易摩擦は悪化しつつあるほか、対中交渉もまだ決着していない。
ニューヨーク原油先物相場は反発。終値で5カ月ぶりの高値となった。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計によれば、原油在庫は増加したものの、ガソリン在庫が2017年以来の大幅減少となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は63セント(1%)高の1バレル=64.61ドルで終了。ロンドンICEのブレント先物6月限は1.12ドル上げて71.73ドルで終えた。
ニューヨーク金先物相場は4営業日続伸。ほぼ2週間ぶりの高値を付けた。ドルの伸び悩みが背景。世界的な経済成長を巡る懸念が高まったことも、逃避先資産としての金の買いにつながった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.4%高の1オンス=1313.90ドルで終了。一時は1314.70ドルと、中心限月としては3月28日以来の高値となった。
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