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概要:米債券市場の弱気派は4月の大部分の間は優勢だったが、米10年債利回りが1年3カ月ぶりの低水準から回復してきた現状に持続性があるかどうかを見極めるため、重要な指標に注目している。
米債券市場の弱気派は4月の大部分の間は優勢だったが、米10年債利回りが1年3カ月ぶりの低水準から回復してきた現状に持続性があるかどうかを見極めるため、重要な指標に注目している。
ベンチマークの10年債利回りは先週、一時2.61%に上昇し、3月の連邦公開市場委員会(FOMC)が一段とハト派姿勢に傾斜してトレーダーを驚かせて以来、最高水準に達した。3月28日には2017年12月以来最低の2.34%を付けたが、先週は結局2.56%で終了。トレーダーは今、年内に0.25ポイントの半分強の利下げを織り込んでいるが、数週間前は0.25ポイントの利下げに備えていた。
キャピタル・グループの債券投資スペシャリスト、マーガレット・スタインバック氏は、「米国では依然として経済データがかなり強いという点を踏まえると、利回りの低下は極端過ぎたと見受けられる」と指摘。年内は金利据え置きの可能性が高いとのFOMC当局者のメッセージを踏まえれば短期金利は固定される一方で、景気回復の兆しが出てくれば長期債利回りは押し上げられるとして、「利回り曲線がスティープ化するとの強い確信」を持つと説明した。
3カ月物と10年物の利回り格差は先月、07年以降で初めてゼロを下回った後、14ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に戻している。利回り曲線のこの部分での長短金利逆転はリセッション(景気後退)の前兆と投資家に受け止められているだけに、今週の経済成長に関する統計へのトレーダーの関心の高さがうかがわれる。
1-3月期の米GDP速報値は前期比年率2%増と、前四半期の2.2%増より減速する見込みだが、リセッションのシグナル点灯には程遠い。3月末時点のエコノミスト予想では1.5%増に伸びが失速すると見込まれていた。
5月1日のFOMCの政策決定を前に今週は米金融当局者の講演日程がない。欧州市場は22日にイースターマンデーの祝日で大部分が休場となる。
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