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概要:英金融大手HSBC<HSBA.L>が3日発表した第1・四半期決算は税引き前利益が前年同期比31%増加し、市場予想を上回った。中核のアジア事業の伸びや、コスト削減が寄与した。 税引き前利益は62億1000万ドルで、前年同期の47億6000万ドルから増加。同行がまとめたアナリストの予想平均は55億8000万ドルだった。 営業経費は12%減少した。 中核的自己資本(Tier1)比率は3月末時点で14.3
[香港/ロンドン 3日 ロイター] - 英金融大手HSBC(HSBA.L)が3日発表した第1・四半期決算は税引き前利益が前年同期比31%増加し、市場予想を上回った。中核のアジア事業の伸びや、コスト削減が寄与した。
税引き前利益は62億1000万ドルで、前年同期の47億6000万ドルから増加。同行がまとめたアナリストの予想平均は55億8000万ドルだった。
営業経費は12%減少した。
中核的自己資本(Tier1)比率は3月末時点で14.3%と2018年末時点の14%から上昇した。アナリストの予想は14%だった。
アジア事業の税引き前利益は前年同期比5%増の50億ドル。同行の利益全体の81%を占めた。
同行は「事業の成長支援」に向けアジアで投資をさらに拡大する方針を示した。
数年にわたって不振が続く米国事業の再建計画については進んでいるとした上で、引き続き「最も厳しい戦略的優先課題だ」と指摘した。
北米事業の税引き前利益は3億7900万ドル。前年同期は5億9600万ドルの赤字だった。リテールの顧客が増加したことなどが寄与した。
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