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概要:欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、ワイトマン・ドイツ連邦銀行総裁は、新型コロナウイルス対策でユーロ圏各国政府は「大規模で優れた」支援を提供していると評価した一方で、新型コロナ危機の後には緊縮財政が必要になるだろうとの認識を示した。
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、ワイトマン・ドイツ連邦銀行総裁は、新型コロナウイルス対策でユーロ圏各国政府は「大規模で優れた」支援を提供していると評価した一方で、新型コロナ危機の後には緊縮財政が必要になるだろうとの認識を示した。
ワイトマン氏はブルームバーグのインタビューに電子メールで応じ、経済は当面、幅広い支援が必要だと主張。さらに「新型コロナのパンデミック(世界的大流行)は堅実な財政政策がいかに重要かを如実に表している」と指摘した。
同氏は「極めて緩和的な財政スタンスを恒久的に持続することはできない」と述べた上で、「この先、全ての国が非常に高水準にある債務比率を引き下げ、資本市場で受け入れられるよう注力しなければならない。それは、ユーロ圏の財政規律に沿った形で進める必要がある」と続けた。
ワイトマン独連銀総裁
国債のイールドスプレッドに投資家の懸念が表れている。ドイツ債とイタリア債、スペイン債の利回り差は拡大し、2012年の債務危機をほうふつとさせる。財政や金融のさらなる支援措置が必要になるとの意見もある。
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