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概要:11日に発表されたノルウェーの6月消費者物価指数(CPI)は、前月比で0.9%となり、前回値の0.2%から上昇。市場予想の0.6%をも上回りました。
11日に発表されたノルウェーの6月消費者物価指数(CPI)は、前月比で0.9%となり、前回値の0.2%から上昇。市場予想の0.6%をも上回りました。前年比では前回値の5.7%から0.6ポイント上昇し6.3%となり、市場予想の5.9%から上振れました。
ノルウェーのCPIは、今年1月の3.2%から右肩上がりで上昇が続いており、1986年1月から2022年5月の平均値である2.3%から、大きく乖離しています。前回0.75%の大幅な政策金利引き上げが行われましたが、今回のCPI上昇により、次回会合での更なる政策金利引き上げ観測が強まることでしょう。
ノルウェーのCPI発表とともにクローネ円は反転し、13.511から13.436まで下落しました。クローネ円は、先週前半からの大幅下落後回復できずにおり、4時間足では20MAに上値を抑えられる展開が続いています。
ただ、上位足の日足ベースで見てみると、200SMAに下値をサポートされる形にも見て取れるため、直近安値の13.108を下抜けるまでは、レンジ推移を想定しておいた方が無難でしょう。
クローネと相関性の高いユーロの動向に注視しつつ、方向性を静観しましょう。
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