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米国株先物が上昇、雇用統計受けて積極利上げ観測後退－利回り低下
概要：10日午前の米金融市場では、株式相場が通常取引前の時間外取引で持ち直す展開。米国債利回りは低下。２月の米雇用統計を受けて、米利上げペース加速は現時点で必ずしも必要ないとの観測が強まった。これにより、ソフトランディング（軟着陸）の公算が大きくなり得る。
10日午前の米金融市場では、株式相場が通常取引前の時間外取引で持ち直す展開。米国債利回りは低下。２月の米雇用統計を受けて、米利上げペース加速は現時点で必ずしも必要ないとの観測が強まった。これにより、ソフトランディング（軟着陸）の公算が大きくなり得る。
Ｓ＆Ｐ500種株価指数先物は下げを埋めた。２月の雇用者数は予想以上に増加した一方で、賃金の伸びは前月比ベースで鈍化し、米金融当局が利上げペースを加速させるかどうかを判断する上で強弱入り交じる内容となった。
米雇用者数が予想上回る増加、失業率は上昇－賃金の伸び鈍化 (2)
金融政策に敏感な米２年債利回りは14ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）低下の4.73％。スワップ市場動向によれば、３月の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合での0.5ポイント利上げ確率は50％未満に低下した。
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