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概要:スイス国立銀行(中央銀行)の流動性支援措置は、クレディ・スイス・グループを安定させるには十分ではないかもしれない。そのような警告を同行の一部の社債が発している。
ブルームバーグ・インテリジェンスのイェルン・ユリウス氏は「クレディ・スイスの債券価格は、債券保有者が最終的に損失を被るある種の措置が下される可能性が高いことを反映している」と述べた。
クレディ・スイスの株価は17日の市場で下落し、週間の下落率は25%を超えた。CMAQのデータによると、目先のデフォルト(債務不履行)に対する同行社債の保証コストはこの日再び上昇し、約3000ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に達した。ロイター通信が関係者5人の情報として報じたところによると、ソシエテ・ジェネラル、ドイツ銀行など少なくとも大手4行がクレディ・スイスまたは同行の証券に絡む取引を制限した。
クレディ・スイスの広報担当者はベイルイン対応債券に関するコメントを控えたが、流動性強化と債券買い戻しに関する最近の発表に言及。サウジ・ナショナル・バンクとスイス当局による支援も挙げ、スイス当局はクレディ・スイスがシステム上重要な銀行に適用される高水準の資本・流動性基準を満たしていると認めたと指摘した。アクセル・レーマン会長は15日、政府支援は「議題になっていない」と述べていた。
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