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概要:ダブルライン・キャピタルのジェフリー・シャーマン副最高投資責任者(CIO)は、深刻な米リセッション(景気後退)に金融市場は備えるべきだと指摘。米連邦準備制度理事会(FRB)は1ポイントという劇的な利下げを余儀なくされると警告した。
「シャーマン比率」のシャーマン氏、FOMCは後手に回ると予想
25bpや50bpで解決するという考えは通用しない-シャーマン氏
ニューヨーク連銀のリセッション確率指数
金利リスクを示す債券指標「シャーマン比率」で知られるシャーマン氏は、長期の国債に安全性を求めることでこの結果に備えている。同氏は10年債と30年債を買っており、長期の利回りはピークに達したと判断しているため、今週FOMCが追加で政策金利を引き上げても問題はないと見ている。
10年債利回りは3.9%付近にある。世界の中央銀行が数十年ぶりの積極利上げをいつ終了させるか、市場が頭を悩ませる中、同利回りはこの1年に幾度か4%を突破しては低下してきた。一方で短気債利回りはまだ大幅に高い水準にとどまり、過去の例から景気後退を示唆する逆イールド(長短金利の逆転)現象が起きている。シャーマン氏はこの状況を軽くみてはいない。
「金融政策は過剰に引き締められたために利下げは不可避だと、債券市場はFOMCに伝えようとしている」とシャーマン氏。「しかしFOMCの利下げはややタイミングを逸し、緊急会合を開く可能性さえある。25bpや50bpですべてが解決するという考えは、通用しないだろう」と述べた。
シャーマン氏のアプローチは、同氏の名前が付けられた債券指標と一致している。シャーマン比率はデュレーション単位あたりの利回りで、債券を買う好機を示す。ブルームバーグ米総合債券指数に基づくと、シャーマン比率は現時点で0.77。2年前の0.21から上昇している。つまり債券の収益を相殺するには、1年間で77ベーシスポイントの金利上昇が必要ということになる。
シャーマン氏自身のポートフォリオではこの比率が1.00に近く、この約6年間で最高だという。ジェフリー・ガンドラック氏が設立したダブルラインは、920億ドル(約12兆9800億円)を運用している。
今後1年の米リセッション確率50%以下、約7割が予想-NABE調査
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