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概要:英国のメイ首相は欧州連合(EU)離脱協定案の議会採決を6月3日の週に行う。首相報道官が14日、明らかにした。
英国のメイ首相は欧州連合(EU)離脱協定案の議会採決を6月3日の週に行う。首相報道官が14日、明らかにした。
報道官は「メイ首相は、(離脱を巡る)与野党協議を終結させ、国民投票の決定に従いEUを確実に離脱する決意を明確に表明するために、野党・労働党のコービン党首と今夜会談した」とし、「6月3日の週に離脱協定案の議会採決を実施する」と述べた。
その上で、この日のメイ首相とコービン党首との会談は「建設的」だったとし、15日も公式な与野党協議が継続されることを明らかにした。
6月3日の週はトランプ米大統領の英国公式訪問と重なる。
一方、労働党の報道官は、メイ首相との会談でコービン党首は、メイ氏がいかなる妥協案も実行できないのではないかとの懸念を表明したと明らかにした。
報道官は「首相交代を求める保守党議員や閣僚からの声明を受け、特に(コービン氏は)政府のコミットメントに対する信頼性に疑問を呈した」と述べた。
メイ首相はこれまでに、議会が離脱案を承認すれば辞任すると表明している。
しかし、離脱案は議会で3度否決されており、与党内ではメイ氏に対して辞任時期を明確にするよう求める動きがみられている。
英政府はこの日、離脱協定案を議会の夏季休暇入り前に批准することが「必要不可欠」との認識で合意した。メイ首相の辞任の日程がこれまでよりも明白に示された格好だ。
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